ノロウイルス感染にご注意ください!
年明けから胃腸炎の方が非常に増えています。原因はノロウイルスやカンピロバクタ―といったいわゆる食あたり、インフルエンザやRSウイルス感染に伴う下痢が多くみられています。
当クリニックでは発熱、嘔吐、下痢、腹痛などの症状の場合でも受診いただけます。
ノロウイルス検査は6歳未満、65歳以上が保険適応ですが、自費での検査も受け付けております。検査希望の方はぜひご相談ください。
※自費の場合は別途約4000円(3600円+税)の費用がかかります
うらおか内科・内視鏡クリニック
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ノロウイルス感染症とは?
潜伏期間(感染から発症までの時間)は24~48時間で、主な症状は吐き気、嘔吐、下痢、腹痛であり、発熱は軽度です。また、感染しても発症しない場合や軽い風邪のような症状の場合もあります。
感染経路はほとんどが経口感染で、次のような感染様式があると考えられています。
- 患者のノロウイルスが大量に含まれるふん便や吐ぶつから人の手などを介して二次感染した場合
- 家庭や共同生活施設などヒト同士の接触する機会が多いところでヒトからヒトへ飛沫感染等直接感染する場合
- 食品取扱者(食品の製造等に従事する者、飲食店における調理従事者、家庭で調理を行う者などが含まれます。)が感染しており、その者を介して汚染した食品を食べた場合
- 汚染されていた二枚貝(牡蠣など)を、生あるいは十分に加熱調理しないで食べた場合
- ノロウイルスに汚染された井戸水や簡易水道を消毒不十分で摂取した場合
特に、食中毒では(3)のように食品取扱者を介してウイルスに汚染された食品を原因とする事例が、近年増加傾向にあります。また、ノロウイルスは(3)、(4)、(5)のように食品や水を介したウイルス性食中毒の原因になるばかりでなく、(1)、(2)のようにウイルス性急性胃腸炎(感染症)の原因にもなります。この多彩な感染経路がノロウイルスの制御を困難なものにしています。年間の食中毒の患者数の約半分はノロウイルスによるものですが、うち約6割は11月から2月に発生するなど、この時期の感染性胃腸炎の集団発生例の多くはノロウイルスによると考えられます。ノロウイルスによる食中毒は、主に、調理者を通じた食品の汚染により発生します。ノロウイルスは、感染力が強く、大規模な食中毒など集団発生を起こしやすいため、注意が必要です。
治療としてはウイルス疾患のため特効薬はありませんが、吐き気や下痢、腹痛に対する対症療法が有効となります。体調が優れない場合は医療機関での処置・治療をお勧めします。
胃の痛み、ムカムカ、吐き気やげっぷなど何でもご相談ください
お腹のハリ、便秘や下痢、血便、腹痛にも対応しています。お気軽にご連絡ください
引き続き下記迅速検査も行っております。お困りの方はご相談ください。
ーコロナ・インフルエンザ・マイコプラズマ迅速検査が可能ですー
対応可能な迅速検査の一覧
◎新型コロナウイルス
令和6年4月から通常の感染症と同様の扱いとなったコロナウイルス感染症ですが、年間を通して流行しており引き続き注意が必要です。
発熱、咳や痰、のどの痛み、鼻水などの風邪症状が主ですが、下記症状がある場合は内科・小児科などでの迅速検査をお勧めします。
- 息苦しさや強いだるさ、高熱などの強い症状がある場合
- 高齢者など重症化しやすい人で発熱やせきなど比較的軽いかぜの症状がある場合
- 重症化しやすい人でなくても、発熱やせきなど比較的軽いかぜの症状が続く場合
発症2日前から10日前まではウイルスを排泄しているため周りにうつさないための感染予防行動も重要となります。
また罹患後症状は、疲労感・倦怠感、関節痛、筋肉痛、咳、喀痰、息切れ、胸痛、脱毛、記憶障害、集中力低下、頭痛、抑うつ、嗅覚障害、味覚障害、動悸、下痢、腹痛、睡眠障害、筋力低下などがあります。罹患してすぐの時期、回復した後、症状が消失した後に再び生じる可能性があります。
◎インフルエンザ
インフルエンザの感染力は非常に強く、日本では毎年約1千万人、約10人に1人が感染しています。
症状には発熱、喉の痛み、咳、痰、鼻水、全身の倦怠感があります。一般的な風邪と異なり症状が強く、重症化することがあるのが特徴です。
感染したインフルエンザ患者さんの咳などによる飛沫感染、ウイルスのついた手すりやドアノブ、スイッチに触れての接触感染があります。手洗い・うがい・アルコール消毒が有効で、また普段から免疫力を高めておくのも有効とされてます。また予防接種も約5か月間有効で、重症化予防の効果もあります。お年寄りや子ども、高血圧や糖尿病、呼吸器系の持病のある方は特に注意が必要です。上記のような症状がある場合は、近くにある内科や小児科などの医療機関への受診が勧められます。
診断は迅速検査で15分程度で結果を判定します。お薬は飲み薬以外にも、吸入薬、点滴薬があります。当院では1回飲むだけで良い、ゾフルーザ錠を推奨しています。体重により投与量が異なりますが、すぐに治療ができ、治療効果も高いため非常に有効な治療となっています。
◎マイコプラズマ肺炎
マイコプラズマ肺炎は、「 Mycoplasma pneumoniae」という細菌に感染することによって起こる呼吸器感染症です。小児や若い人の肺炎の原因として、比較的多いものの一つです。例年、患者として報告されるもののうち約80%は14歳以下ですが、成人の報告もみられます。マイコプラズマ肺炎は1年を通じてみられ、秋冬に増加する傾向があります。
発熱や全身の倦怠感(だるさ)、頭痛、せきなどの症状がみられます。せきは熱が下がった後も3~4週間続くのが特徴です。感染した人の多くは気管支炎で済み、軽い症状が続きます。一部の人は肺炎となったり、重症化したりすることもあります。また10%未満の方で、中耳炎、胸膜炎、心筋炎、髄膜炎などの合併症報告があり注意が必要です。
診断は身体診察に加え、迅速検査、レントゲン検査、採血抗体検査などがあります。当院ではスピード重視で抗原検査を行っていますが、より詳細な検査を希望される方には、PCR検査も可能ですので、お気軽にご相談ください。
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